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公益財団法人 忍郷友会

藩校サミット

第12回全国藩校サミット行田大会資料(PDFファイル)

第12回全国藩校サミット行田大会

第12回全国藩校サミット行田大会は、無事に終了することができました。
皆様方のご協力に対しまして心よりお礼申し上げます。

採択文

私達藩校関係者は、埼玉県行田市に集い「藩校教育を今に活かす」をテーマに話し合い、日本の将来のために下記のことを合意致しました。


一、藩校教育の精神「人の道」と「心の教育」の重要性を再認識し、各地に  広めてまいります。
一、その実現の為に、素読教室等の事業を進め、今後も相集い、協力し合って前進してまいります。

以上

平成26年7月
第12回全国藩校サミット行田大会
藩校会議 一同


◆藩校とは

藩校(はんこう)は、江戸時代に、諸藩が藩士の子弟を教育するために設立した学校であり、昨年の大河ドラマ『八重の桜』に登場した「会津日新館」が有名です。全国的な傾向として、藩校では「文武兼備」を掲げ、7~8歳で入学して第一に文を習い、後に武芸を学び、14~15歳から20歳くらいで卒業しました。

教育内容は、四書五経の素読と習字を中心として、江戸後期には蘭学や、武芸として剣術・槍術・柔術・弓術・砲術・馬術等が加わりました。

全国で最初の藩校は、岡山藩校で1669年設立。多くは1700年代中頃に設立され、幕末には全国で300校近く有ったそうです。幕末には、一部の藩校は事実上の総合大学にまで発展していましたが、明治維新後は学制改革の中で廃止された藩校も多く、生き残った藩校は旧制中学に留まるものが大半でした。

◆藩校サミットとは

江戸時代の藩校教育を現代に生かそうという趣旨で、全国に残る藩校の関係者が、毎年各地を持ち回りで、全国大会「藩校サミット」を開催してきました。本年はその第12回サミットで、「忍藩の地 行田市」で開催されます。

本年のスローガンは「藩校教育の理念を今に」です。サミットには第1部と第2部とが有り、第1部は藩主会議・藩校会議・研修会(加地伸行氏の講演)に分けて行われます。第2部は大会とし、式典・各藩の紹介・記念講演(神田紅氏:忍藩の歴史)・素読発表等が行われます。

◆忍藩の藩校「進脩館」

一昨年、忍城は、映画『のぼうの城』で全国的に有名になりましたが、これは戦国時代末期の話です。その後の忍城は、徳川家康の四男松平忠吉が城主となり、続いて松平信綱、1639年からは阿部氏が1823年迄9代に亘って治めました。1823年からは長篠の戦で大きな功績を挙げた奥平信昌の子で徳川家康の孫を家祖とする松平氏(奥平松平氏)が桑名から来藩し、明治初期の廃藩置県迄5代に亘って忍藩を治めて来ました。

松平氏は、桑名の時代に藩校「進脩館」を開いていましたが、忍藩に於いても新たに藩校「進脩館」を開設し、熱心に藩士の子弟教育に努めました。この教育を受けた者の中から多くの方々が幕末・明治期に活躍をしました。

忍藩校「進脩館」は、明治4年の廃藩置県により廃止となり、紆余曲折を経て明治19年進脩館小学校、明治27年忍高等小学校を経、一方で学制改革から学校の併合・分離を行い、行田学校として大正7年に、現在の市役所や産業文化会館が有る地に新校舎が建設されました。終戦後に忍町南小学校、昭和24年に行田市南小学校となり、昭和29年行田南小学校と中央小学校に分離され、校歌が南小に受継がれ現在に至り、「進脩館」の扁額が中央小に受け継がれ、扁額は現在は郷土博物館に収められています。九州大分県の中津藩の藩校も「進脩館」と云います。当時の中津藩主は奥平松平氏。その家祖は奥平信昌で、忍の奥平松平氏の家祖松平忠明の父に当たります。

「進脩館」等の藩校教育を受けた先人は各界で活躍し、写真家の小川一眞(おがわ かずまさ)、日本の金融界の基礎を築いた実業家の小山健三(こやま けんぞう)など、現在の行田を語るうえで欠かせない人物を輩出しております。

◆全国藩校サミット行田大会実行委員会委員

大会役員     石 川 忠 久  漢字文化振興協会会長
大会役員     松 平 忠 昌  忍藩松平家第十六代当主・忍郷友会会長
大会役員     上 田 清 司  埼玉県知事
大会役員     鈴 木 聖 二  埼玉県議会議員
大会役員     工 藤 正 司  行田市長
大会役員     野 口 啓 造  行田市議会議長
大会役員     岸 田 昌 久  行田市教育委員会委員長
大会役員     小 川 雅 以  行田商工会議所会頭
顧  問     野 中   厚  衆議院議員
顧  問     小 川 秀 樹  株式会社埼玉新聞社社長
顧  問     中 村   猛  行田市教育委員会教育長
参  与     小 林 一 彦  埼玉県利根地域振興センター所長
実行委員長    松 平 忠 昌  忍藩松平家第十六代当主・忍郷友会会長
実行委員長代理    鈴 木 秀 憲  行田商工会議所名誉会頭
副実行委員長   渡 邉 栄 一  忍郷友会副会長
副実行委員長   白 石 宗 靖  漢字文化振興協会事務局長
実行委員     細 井 保 雄  行田商工会議所副会頭
実行委員     矢 澤 大 和  忍郷友会藩校サミット協力委員会委員長
実行委員     清 水 龍 男  行田ケーブルテレビ㈱代表取締役
実行委員     福 島 伸 悦  行田ロータリークラブ会長
実行委員     漆 原 正 人  行田ライオンズクラブ会長
実行委員     倉 持 成一郎  行田さくらロータリークラブ会長
実行委員     大 野 哲 也  行田青年会議所理事長
実行委員     田 代 敬 二  忍郷友会進脩塾主幹
実行委員     奥 田 七 寿  忍郷友会進脩塾幹事
監  事     小 山   博  忍郷友会事務局長
監  事     小 林 乙 三  行田市観光協会事務局長
実行委員     清 水 威 男  忍郷友会事務局
実行委員     清 水 直 人  埼玉県利根地域振興センター地域振興担当部長
実行委員     高 橋 秀 男  行田市郷土博物館館長
実行委員     猪野塚 敏 和  行田市教育委員会生涯学習部長
実行委員     新 井 啓 介  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     五十幡 和 彦  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     岩 﨑 安 裕  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     碓 井 勝 也  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     遠 藤 初 枝  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     永 島 健 雄  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     大 谷 純 一  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     大 澤   誠  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     大 野 年 司  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     大 谷 文 孝  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     川 田 隆 生  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     加 藤 力 也  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     粕 谷 悦 昭  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     栗 原 毬 子  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     黒 渕 陽 夫  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     小 林 晴 夫  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     小 池 俊 輔  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     小 菅 克 祥  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     須 郷 和 美  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     鈴 木 スイ子  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     瀬 山 文 孝  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     田 島 博 夫  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     中 川 邦 明  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     橋 本 恭 一  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     早 﨑   敬  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     半 田   太  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     松 岡 由 浩  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     山 本 憲 作  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     横 川 福 治  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     渡 辺 幸 子  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     渡 邉 久 記  忍郷友会藩校サミット協力委員
実行委員     藤 倉   武  藩校サミット協力委員
実行委員     小 松 和 弘  藩校サミット協力委員
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